投資初心者がソーシャルレンディング始めてみた。【運用0ヶ月目】
この記事では、投資初心者がソーシャルレンディングを始めてみて、どのような資産形成をしていくかを記すとともに、おすすめの事業者やどういった視点で投資先のファンドを選定しているかを紹介するブログです。
ソーシャルレンディングって正直なんだかよくわかんないんだよね~。。
初心者目線で詳しく解説するので安心下さい。ソーシャルレンディングがどういったものかを理解し、自身の資産形成に役立てていただけると幸いです。
第1段の【運用0ヶ月目】では、下記の内容がお楽しみいただけます。
- ソーシャルレンディングとは
- どのようにしてソーシャルレンディングを始めればよいか
- どのくらい儲かるのか?
- 初心者におすすめの事業者とは?
目次
そもそもソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは、お金を貸したい個人投資家(レンダー)とお金を借りたい企業(ボロワー)をインターネット上でマッチングするサービスのことで、今流行のクラウドファンディングの一種です。別名「貸付型(融資型)クラウドファンディング」と呼びます。
歴史は比較的新しく、ソーシャルレンディングという概念が初めて誕生したのは約15年前の2005年です。
2005年にイギリスのZOPAという会社が、インターネット上で個々人が各々で小口の融資を行えるマーケット型のサービスを開始したのがきっかけです。形態は今と少し異なりますが、まさにソーシャルレンディングの原型とも言えるでしょう。
その後、2006年には米国のProsperという会社が 、2007年にはLending Clubという会社が類似サービスを開始します。日本では、2008年にmaneo、2009年にAQUSH、2011年にSBIソーシャルレンディングがサービスを提供を開始し、今現在に至ります。
ソーシャルレンディングと不動産クラファン
ソーシャルレンディングとクラウドファンディングを別物であると勘違いしている人も多いですが、それは間違いです。
ソーシャルレンディングとは、クラウドファンディングの一種であり、クラウドファンディングという広義の中にソーシャルレンディングという狭義が内包されていることになります。
クラウドファンディングには、大きく分けて3つの種類があります。
- 特定の商品の開発を支援する(購入型)
- 特定の活動を金銭的に支援する(寄付型)
- 金銭的なリターンを狙う支援(投資型・貸付型)
ソーシャルレンディングは、上記のリストでいうと【金銭的なリターンを狙う支援(投資型・貸付型)】クラウドファンディングに該当します。個人投資家が企業にお金を貸すことで、個人投資家は利息を享受するというものです。
それらを踏まえても、よく混同するのがソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングです。
ソーシャルレンディングのファンドも基本的には不動産を扱ったものが多く、外側だけ見ると全く同じものなので、インターネットサイトの事業者の紹介では、ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングをごちゃまぜにしているものもあります。
ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの違いは下記の2点です。
運用者の違い
ソーシャルレンディングは、お金を貸す個人投資家と、お金を借りる企業の間に事業者が介在します。事業者は、インターネット上で貸し借りができるようなプラットフォームを構築したり、お金を借りる企業が不正などを働いていないかをチェックしたりすることが役目になります。
対して、不動産クラウドファンディングは、事業者自身が出資金をもとに直接不動産を購入し、賃貸などの運用を行います。
つまり、ソーシャルレンディングは、個人投資家から借りたお金を使って不動産などを運用する場合に、その不動産の運用者は、ソーシャルレンディング事業者ではないということなり、不動産クラウドファンディングは、事業者自身が不動産の運用に携わることになります。
資金活用用途の違い
ソーシャルレンディングは、資金の借り手(企業)によって設備投資や新規事業資金、運転資金など資金の用途が多様に存在します。
対して、不動産クラウドファンディングは、その名の通り、不動産の投資運用に用途に限られています。
ソーシャルレンディングの特徴
先でソーシャルレンディングの概要について触れましたが、ここからはソーシャルレンディングによりフォーカスした中身について説明します。
まず、ソーシャルレンディングがここ数年で人気を博している理由を紹介します。主に元本の価格変動がない点と、比較的高い利回りであるという2点となります。
元本の価格変動がない
同じ投資という観点から株式やFXとソーシャルレンディングの違いをあげるとすると、ソーシャルレンディングは元本の価格変動がないという点が大きなメリットとなります。
株式やFXは、買値と売値の差分で利益(損益)を享受します。一方、ソーシャルレンディングは基本的に元本割れ(=損失が発生しない)、つまり投資した金額が戻ってこないということはありません。
そのため、株式やFXのように画面に張り付いて値動きを逐一気にする必要はなく、管理が簡単です。
銀行預金のようなイメージだね!
比較的高い利回りを得られること
上記の元本の価格変動がないということから銀行の預金と似ている要素があるのですが、銀行預金よりも利回りが高いことがメリットです。
銀行に預けていても、金利は0.001%程度です。仮に100万円を1年間預けたとしても、利息はたったの10円とかなり寂しい利益となってしまいます。
一方、ソーシャルレンディングの利回りは低いところで2~3%程度、高いところだと10%以上あるところもあります。先と同様に仮に100万円を1年間預けると、利息は最低でも2万円~となります。
ソーシャルレンディング始めてみた
ここまでソーシャルレンディングの概要について長々と説明してきましたが、いよいよ皆さんお待ちかねの運用実績の公開です。
この記事では、まだ運用を初めて間もなく、利益などは出ていない状態ですが、どのようにして事業者を選定したのかや、今投資中のファンド情報などをお知らせできればと思っております。
初心者におすすめのソーシャルレンディング事業者
ソーシャルレンディングサービスを提供している事業者は、約10社ほど存在し、どういった違いがあり、どこで始めるのが良いかわからない方も多いかと思います。
僕も元々はそうでした。。。
そこで今回、私がソーシャルレンディングを始めるにあたって色々調べた結果、まず初めに口座開設を行なった事業者を紹介します。
FUELオンラインファンド
今回、ソーシャルレンディング投資活動を始めるにあたって最初に口座開設したのが、FUELオンラインファンドです。
FUELオンラインファンドは、FUEL株式会社が提供するソーシャルレンディングサービスです。
サイト名 | FUELオンラインファンド |
URL | https://www.fuel-onlinefund.jp |
運営会社名 | FUEL株式会社 |
サービス開始年月 | 2020年12月 |
参考利回り | 2.0 ~5.0%(2021年6月時点) |
最低投資額 | 1万円から |
投資実行額・応募総額 | 350億円超(2021年4月時点) |
運用期間の目安 | 6ヶ月~24ヶ月 |
FUELオンラインファンド単体で切り出してみると実績も少ないように思えるかもしれません。しかし、株式会社FUELは、「CRE Funding」というオンラインファンドのサービスをすでに提供しており、潤沢なソーシャルレンディングの運営ノウハウを持っています。CRE Fundingは、東証一部に上場しているCREグループが運用に関わる物流不動産のオンラインファンドです。
一つの講座で複数のファンドへ投資できる
株式会社FUELは、FUELオンラインファンドの他にCRE Fundingを運営していると先にあげました。また、2021年6月より新たに『DL Funding』というサービスを開始しました。DL Fundingは、株式会社FUELと株式会社ディアライフと業務提携を行い、立ち上げたソーシャルレンディングサービスです。ディア・ライフは、東京都心に特化したハイグレードマンションや、商業ビル・オフィスビル開発等の不動産投資事業を主軸に、不動産業界向けの人材派遣事業等も展開する企業グループです。
また、6月12日今現在で立ち上がっているFUELオンラインファンド、CRE Funding、DL Fundingの他にも高島屋との新規サービス立ち上げを始め、その他の企業と提携し、投資先を増やしていく動きのようです。なお、いずれのサービスもFUELオンラインファンドの一つの口座で投資ができ、分散投資が可能になります。ソーシャルレンディングサービスごとに口座開設をいちいち行う手間が省ける点に加え、リスク分散にもつながります。
投資先は不動産関連の上場企業
FUELオンラインファンドの投資対象先は、不動産関連の上場企業のみとなっています。上場している企業のため貸し倒れといったリスクが他ソーシャルレンディングサービスよりも低いです。もちろん、ファンドを組成する際には、資金提供先の企業や投資案件について厳選な審査を行なっています。資金提供先の企業について、実体性、適法性、事業の収益性、活動性や成長性などを調査した上で、ファンド組成に相応しいか否かを判断しているほか、投資案件についても投資スキームの内容、収益性などを厳しくチェックしています。
1万円と少額から始められるので特にこれからソーシャルレンディングを始めようとしている方にはおすすめだね!
定期的なモニタリングで安心
FUELオンラインファンドでは、定期的にファンドのモニタリングが行なわれています。モニタリングとは、FUELオンラインファンドが資金提供先の企業に融資を行なう際、その資金が事業計画の通りに利用されているか否かを確認するものです。直近だとSBIソーシャルレンディングの不祥事がありました。このような事象が発生しないようソーシャルレンディング事業者はきちんとした監視体制を構築することが求められています。
なお、FUELオンラインファンドはファンドの運用中においても3ヶ月に1回のペースで資金提供先の企業に直接事業の状況について確認を行っています。さらに、毎年、資金提供先の企業から報告書の提供を受けて、その内容を確認しています。このようにFUELオンラインファンドでは、常に資金提供先の企業の状況を把握し、不測の事態に備えていることが伺えます。仮に資金提供先の企業の事業が厳しくなり、投資金の元本割れの生じる可能性が発生した場合、対象の投資家に対してその旨の情報提供が行われます。ちなみにまだそのような事象が発生したことはありません。
手数料
FUELオンラインファンドの手数料は基本すべて無料です。
口座開設手数料 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 |
購入手数料 | 無料 |
入金手数料 | 銀行の振込手数料は投資家負担 |
出金手数料 | 銀行の振込手数料は投資家負担 |
入出金に手数料がかかるので細かいお金の出し入れは控えて、まとめて行うことをおすすめします。
FUELオンラインファンド最新キャンペーン情報
FUELオンラインファンドでは、現在お得なキャンペーンを実施中です。
キャンペーン名 | 新サイト連続オープンキャンペーン |
プレゼント内容 | 1,000円キャッシュバック(開設された投資口座へ入金) |
対象者 | 対象期間内に口座開設を完了された方 ※会員登録が対象期間前であっても対象期間内に口座開設されれば対象になります |
対象期間 | 2021年6月9日00時00分~2021年7月31日24時00分 |
プレゼント時期 | 2021年9月末(予定) |
2021年6月に立ち上がったDL Fundingに続き、高島屋ソーシャルレンディングやシノケンオンラインファンディングなど新サービスが続々と立ち上がっており、今ソーシャルレンディング業界で最も熱い事業者です。
新サービスの立ち上げに伴い、目玉ファンドも公開されることが予測されるので、ぜひこのキャンペーン中に口座開設だけでもしておいて、お目当ての案件の募集が始まったタイミングで投資するのが良いでしょう。